こんにちは、laf(ラフ)です。
突然ですが、わたしは虫が苦手です。でも、大自然の中で過ごすのが好きで、インドの僻地などに宿泊することもあります。
当然大自然の中には虫がたくさんいますし、インドなど旅行先によっては宿のベッドに南京虫やダニがいることも…。
例え虫嫌いではなくても、虫に刺されてかゆい思いをするのは嫌ですよね。
ということで、いろいろな防虫グッズを探し、見つけたのが防虫機能付きの「コクーン トラベルシーツ インセクトシールド」です。
この記事では、コクーン(cocoon)のトラベルシーツの寝心地、効果、選び方、サイズ、価格、購入できるお店などについて書いていきたいと思います。
コクーントラベルシーツとは?
コクーントラベルシーツにはシルクを始め、いろいろな種類の商品があります。
まずはコクーントラベルシーツ全般の特徴を紹介します。
それは、
- 形が長方形なので、寝袋より動きが自由
- 枕カバーになる枕ポケットがついている
- 軽い、コンパクトでかさばらない
- 洗いやすく、すぐ乾く
です。
形が長方形なので、寝袋より動きが自由
COCOONには「MummyLiners」という寝袋型のシーツもありますが、TravelSheets(トラベルシーツ)は長方形です。
寝袋のように裾に向かって幅が狭くならず、シーツの上部が開いているので、比較的自由に動けます。サイドも開くことができます。
枕カバーになる枕ポケットがついている
トラベルシーツの上部には枕ポケットがついていて枕を収納できるため、枕カバーの役割をしてくれます。
タオルなどを枕の上に敷いて寝ると、朝タオルがずれていることもありますが、ポケット型なのでずれることがありません。
軽い、コンパクトでかさばらない
重さは素材によって変わってきますが、全体的に軽い素材で作られています。
コンパクトに折り畳んで専用袋に収納するため、旅行に持っていくときもかさばりません。
洗いやすく、すぐ乾く
薄手なので手洗いでも洗いやすく、乾きやすい素材が使われているので、すぐに乾きます。
merino wool(メリノウール)以外は洗濯機で洗うこともできるので、手入れが簡単です。
コクーン トラベルシーツの素材と重さ一覧表
コクーン トラベルシーツにはたくさんの素材があります。
素材とともに、使用時の体温上昇温度と重量をまとめた表をみてみましょう。
素材 | 体温上昇温度 | 重さ |
---|---|---|
silk | +5.3 °C | 160 g |
silk cotton | +4.8 °C | 220 g |
egyptian cotton | +3.9 °C | 260 g |
microfiber | +3.0 °C | 290 g |
coolmax | +4.7 °C | 305 g |
thermolite silkweight | +6.3 °C | 195 g |
thermolite performer | +7.0 °C | 340 g |
thermolite radiator | +9.0 °C | 460 g |
cotton | +2.9 °C | 410 g |
organic cotton | +2.9 °C | 460 g |
cotton flannel | +6.7 °C | 530 g |
merino wool | +7.0 °C | 600 g |
microfleece mediumweight | +8.0 °C | 910 g |
使用時の体温上昇温度と重量もかなり幅があり、使用目的によってぴったりの素材は変わってきます。
コクーン トラベルシーツの選び方
COCOON(コクーン)のトラベルシーツは袋型になっている旅行用のシーツです。
かなりたくさんの素材から選べるので、どれが自分に必要なのか分からないという人もいると思います。
選ぶポイントは、
- 使う場所の気候
- 持ち運ぶ時の重さを気にするか
- 虫除け機能(インセクトシールド)付きかどうか
- 肌触りを重視するか
の4つです。
それぞれ説明していきますね。
使う場所の気候
まず、使う場所の気候が暑いのか寒いのかによって選ぶシーツは変わってきます。
素材によって保温性が違うからです。
寒い場所で使用するのであれば、
- thermolite radiator
(サーモライトラディエーター) - microfleece mediumweight
(マイクロフリースミディアムウェイト)
暑い場所で使用するなら、
- cotton(コットン)
- silk(シルク)
などという風に選びます。
持ち運ぶ時の重さを気にするか
特定の人にとっては重量は商品を選ぶ際にとても重要なポイントになりますよね。
例えばバックパッカーは、なるべくかさばらず軽い荷物で旅をしたい人が多いと思います。
重量で選ぶなら「silk(シルク)」が160gと一番軽いものになります。
ちなみに「MummyLiners(寝袋タイプ)のsilk」であれば135gなので、より軽いです。
ただ「インセクトシールド」機能がついたMummyLiners(寝袋タイプ)はないようです。
インセクトシールドについては次で説明します。
虫除け機能(インセクトシールド)付きかどうか
コクーンのトラベルシーツの中には「虫除け機能」がついた商品があります。
この虫除け機能のことをコクーンでは「Insect Shield(インセクトシールド)」と呼んでいます。
その防虫効果の秘密は「ペルメトリン」。虫除け成分である「ペルメトリン」を繊維に固着させているんです。
ペルメトリンはしっかり固着されているので、洗濯もOK。洗濯後も防虫効果は持続します。
その効果と環境への配慮はEPA(米国環境保護庁)によって認められているので安心です。
ちなみにペルメトリンはキク科の植物に含まれる虫除け成分を人工的に再現したもので、
- 赤ちゃん
- 妊婦
- ペット
にも悪影響はないそうです。
インセクトシールドの防虫効果の実験
株式会社インセクシールドジャパンさんのホームページで、インセクトシールドの効果に関する実験が公開されていました。
実験内容は、インセクトシールド加工ありとなしのバンダナの上に同じチーズを置いて、虫(アリ)が寄ってくるかを見るというものです。
結果は下の写真のとおり↓
インセクトシールド加工がしてあるものには、アリが全く寄り付いていません!
インセクトシールドの効果持続期間
コクーントラベルシーツは洗濯しても虫除け効果が持続するとありましたが、洗濯何回まで効果が持続するか気になりますよね。
虫除け効果は、
- 衣類:70回
- 衣類以外:25回
洗濯しても効果がある、と付属の説明書に書かれています。
なので、シーツは洗濯25回まで防虫効果が持続するということです!
ちなみに、インセクトシールドのトラベルシーツを紹介している他のサイトで、70回まで洗濯OK、と書かれているのをいくつか見かけました。
それはおそらく、株式会社インセクトシールドさんのホームページに書かれてある洗濯回数を参考にしているのではないかと思います。
ホームページには、
インセクトシールドの虫よけウェアはアメリカ合衆国環境保護庁により70回の洗濯(製品の保証期間)耐久性があると認められています。
と書かれていますが、これは衣類の場合の防虫効果が続く洗濯回数です。説明書きの中にも「虫よけウェア」と書かれています。
トラベルシーツのタグには、下記の写真から分かるように、衣類の場合とシーツの場合でしっかり回数が分けて書かれてあります。
そのため、トラベルシーツの防虫効果が続く洗濯回数は25回で間違いありません!
肌触りを重視するか
インセクトシールド(防虫機能)がついているシーツの中から選ぶとすると、
- Cotton(コットン)
- Egyptian Cotton(エジプシャンコットン)
- CoolMax(クールマックス)
- Silk(シルク)
という4つの種類があります。
肌触りを重視するなら、「Silk(シルク)」がおすすめです。
でもシルクは高級素材なので、価格が高い!
肌触りはそこそこで良いのであればコットンの方が価格は圧倒的に安いです。
COCOONの正規販売代理店である「A&F COUNTRY」さんのオンラインストア内で価格を比較してみると以下のようになりました。
素材 | 価格 |
---|---|
シルク | 14,300円〜 |
コットン | 4,180円〜 |
シルクはコットンの3倍以上の値段です!
インセクトシールド サファリトラベルシーツ シルクを選んだ理由
わたしが購入したのは、こちら↓です。
- 商品名:コクーン インセクトシールド サファリトラベルシーツ シルク
- 色:サファイアグリーン
この商品を選んだ理由は、
- インセクトシールド機能がついている
- 最軽量
という2つです。
最軽量で防虫機能がついているのが、「シルク」素材だったんです。
かなり高価なので迷いましたが、どちらもどうしても外せないポイントだったので、思い切って購入しました。
2023年2月現在、シルクのインセクトシールドは品薄になっているようです。
その場合は、軽さを優先してインセクトシールドなしでシルクにするか、虫除けを優先して素材を他のものに変えるなどが選択肢として考えられます。
インセクトシールド サファリトラベルシーツ シルクを実際に使用した感想や効果
インセクトシールド サファリトラベルシーツ シルクは、シーツの中ではかなり高価な商品だと思いますが、結果的には、
- 肌触りが良い
- 通気性が良い
- 薄くて洗いやすく、すぐ乾く
というメリットもついてきたので、大満足です。
蚊が部屋にいるときは、シーツを頭の天辺まで完全にかぶって寝ましたが、通気性が良いので息苦しくありませんでした。
ダニや虫がベッドにいるとすぐに肌が反応するのですが、このシーツを使い始めてから、今のところ反応が出ていません。
人によってはダニに刺されても肌がほぼ反応せず、刺されても気付かないそうなので、うらやましい限りです。
防虫成分のペルメトリンという名前から想像して、薬物の匂いがしそうですが、匂いはありません。
私はベッドの上に置いて使用していますが、寝袋のインナーシュラフとして使用している人もいるみたいですね。
まとめ:インセクトシールド サファリトラベルシーツ シルク最高!
この記事では、COCOON(コクーン)のトラベルシーツを紹介しました。
結論は、買って大正解!です。
たったひとつのデメリットは価格が高いことですが、この料金を出しても買って良かったと思っています。
どんなベッドであろうと、インセクトシールド サファリトラベルシーツ シルクがあれば安心して眠ることができます。
防虫が一番の目的ですが、普通に気持ち良いので気に入って使っています。
あまりにも高いので代用できるものはないか色々探しましたが、コクーンのトラベルシーツ以上のものは見つからなかったんです。
ホステルだとたまにシーツ代は別というところもあるので、そんなときにも役立ちます!
僻地の虫が出そうなところに旅行する予定の人や、キャンプなど野外で寝る機会がある人におすすめのシーツです。