こんにちは、laf(ラフ)です。
最近は月経カップの存在が多くの人に知られるようになりましたが、実際に使用している人はまだ少ないのではないかと思います。
私は月経カップデビューしてから2年以上経ったので、使用感などを共有したいと思います。
デビュー前はすごくドキドキして、使うのがちょっと怖いと思ったのですが、今では月経カップなしは考えられないくらい気に入ってます。
月経カップの使い始めは、
- 膣内で開かない
- 開いてるか分からない
- 取れない
- 2日目に漏れる
などの問題が起こって、面倒になったり、心配になったりしてやめてしまう人も多いと思います。
でもすぐにやめてしまうのはもったいないです!
月経カップはコツさえつかめば、快適に使用することができ、多くのメリットがある生理用品です。
この記事では、
- 月経カップとは何なのか
- 月経カップをおすすめしたい人
- メリット
- デメリット
- 使い方
- 月経カップはどこで買えるか
などを紹介したいと思います。
月経カップ(生理カップ)ってなに?
月経カップ(生理カップ)は、生理時の経血を回収するために膣内に挿入するカップ状の生理用品です。
カップに経血がたまったら取り出し、経血を捨ててまた挿入します。
製品によっては約10年間繰り返し使用できるので、とてもエコです。
月経カップをおすすめしたい人
月経カップは、以下のような人に特におすすめしたいです。
- 環境問題を気にしている人
- ミニマリスト
- 長期旅行をする人
- デジタルノマド
- バックパッカー
- お肌がかぶれやすい人
- お金を節約したい人
- 面倒くさがりの人
おすすめの理由は記事を読んでいただければ、納得してもらえると思います♪
上記の人に特におすすめですが、言ってしまえば、みんなに一度試してもらいたいくらい便利なアイテムです。
いろいろな生理用品を試してたどり着いたのが月経カップ
一般的に生理用品といえば、
- ナプキン
- タンポン
- 布ナプキン
があります。
わたしは、今までの人生で全部使用してみました。
感想はこんな感じです。
ナプキン
ナプキンおそらく一番多くの人が使っている生理用品ですよね。でも、わたしはナプキンだけではとても無理でした。
まず、経血が出た後にすぐ交換できなかったら、少し気持ち悪いです。蒸れも気になります。
なにより無理なポイントは、常に漏れる心配がある、ということでした。特に夜はナプキンだけでは安眠できませんでした。
タンポン
そこで使い始めてみたのが、タンポンです。
ある程度こまめに付け替えれば、漏れる心配も全くないですし、その当時は最高!と思っていました。
夜は安心して寝れますし、プールや海も入れるので、生理だから特別気を付けないといけない、ということがほぼなくなりました。
そのようなわけで、月経カップに出会うまでは長年タンポンを愛用していました。
布ナプキン
長年タンポンを使用していたのですが、タンポンから出た化学物質が吸収されるから、体に良くないという噂を耳にしました。
本当かどうかは分かりませんし、実際使用していて何も問題はありませんでしたが、やはり気になって、健康に良さそうな布ナプキンに変えてみました。
でも、これは数日で断念笑
経血が出たあと普通のナプキンのようにサラッとはなりませんし、そのナプキンを捨てずに持ちあるかなければいけません。
そして、帰ったら洗うという作業が。時間が経ってしまうとなかなか取れず、この時点でもうギブアップ。
もちろん漏れも気になりますし、とにかくわたしには手間がかかりすぎでした。
でも、つけ心地はフワフワして、ほのかに温かくて気持ちいいです。
生理の最初と最後の数日限定で使うのならば、いいかもしれません。
そして最終的に月経カップに出会うまでは、またタンポンと普通のナプキンを併用する組み合わせに戻りました。
月経カップのデメリットとは?
それでは、まずは月経カップのデメリットから解説します。
デメリットは、
- 位置が正常でないと違和感がある
- 鍋での煮沸が面倒
- カップ出し入れ時に手が汚れる
- 取れにくいことがある
- 開かないことがある
となります。
ひとつずつ説明していきますね。
位置が正常でないと違和感がある
挿入位置の間違いは、タンポンを使っていた人に多いかもしれません。
下のイラストを見てください。
タンポンの場合は奥まで挿入しますが、月経カップは膣の入り口近くに装着します。
この位置が間違っていると、違和感を感じるかもしれません。
鍋での煮沸が面倒
月経カップの代表的なお手入れ方法に「月経カップを鍋で煮沸消毒する」という方法があります。
月経カップ煮沸消毒専用の鍋とさい箸が必要。収納の場所を取るうえに、正直かなり面倒です。
でもこれには解決策があります。
解決策は、電子レンジにおまかせで煮沸消毒をすることです。簡単に手入れができて、収納の場所もとりません。
より詳しい情報を知りたい場合は、下記で解説しています。
カップ出し入れ時に手が汚れる
月経カップは膣の中に完全に収まっているので、入れるときも出すときも少し指を膣の中に入れなくてはいけません。
そうなると当然経血が指についてしまいます。
外出時のお手洗いは一般的に手洗い場は個室内についていないので、血がついた手をティッシュで拭き取る事しかできません。
またカップを洗う場合、ペットボトルに入れた水を持ち込むか赤ちゃんのおしりふきなどで拭き取るしかありません。
聞くだけでも大変そうですね。
実はわたしは一度も外出先でカップを取り出したことがありません。
購入した月経カップは12時間連続装着可能なので、朝つけたら帰宅までそのままです。心配ならば、2日目などの経血量が多い日だけナプキンを併用すれば安心して過ごせます。
取れにくいことがある
まれにカップの真空状態が解除できず、月経カップが取れにくくなることがあります。
カップが膣の奥まで入っていて底まで辿り着けず、たどり着いて引っ張ってもびくともしないときは本当に焦ります。
最終手段は婦人科へ行って取り出してもらうことですが、落ち着いて時間をかければだいたい取り出すことができます。
焦って緊張すると余計取れにくくなるので、まずリラックスしましょう。
約2年使用していて、取り出しで格闘したことは何度かありますが、一度も産婦人科のお世話になったことはありません。
開かないことがある
月経カップを挿入したときに、膣の中でカップが開かなかったり、開いたか分からないことがあります。
カップがきちんと開いていないと漏れることがあるので、きっちり開かないといけませんが、慣れるまでは少し難しいかもしれません。
月経カップのメリットは?
ここからは、月経カップのメリットについて説明します。
そのメリットは、
- 繰り返し使えてエコ。お金の節約にも
- 洗うのが簡単
- 手間がかからない。長時間装着したままでOK
- 漏れにくい
- 海でもトイレでも怖いものなし
- かぶれにくい
- 経血量を測ることができる
- 旅行やノマドの荷物が減らせる
といったかんじです。
繰り返し使えてエコ。お金の節約にも
月経カップは医療用シリコンなどで作られているため、洗えばまた使用できます。
繰り返し使用でき、ゴミが出ないので環境に優しいです。
また、長期間に渡って使用できるので、トータルで考えた時、圧倒的に他の生理用品より月経カップの方が費用がかかりません。
下記の記事で生理用品にかかる費用を計算してみました。びっくりですよ!
洗うのが簡単
月経カップはシリコンなどで作られているので、洗うのがとても簡単です。
ささっと洗えて、布ナプキンのように「経血が取れない」という問題に悩まされることもありません。
体用の石鹸などで洗うことができるので、シャワーを浴びるついでに洗えます。
手間がかからない。長時間装着したままでOK
月経カップはメーカーによっては最長12時間連続で装着が可能です。
ということは、日常生活では朝装着すれば、外出中は取り出す必要がなく、生理のことをほぼ忘れることができます。
そして夜にシャワーを浴びるときに取り出して洗い、また装着すれば、朝までぐっすり眠ることができるんです。
ナプキンだと頻繁に交換する必要があるので手間がかかりますし、お手洗いにいけない状況になると困ってしまいますよね。
漏れにくい
月経カップは正しく装着すれば、ほぼ漏れることはありません。ナプキンなしで月経カップのみを使用している人もいるほどです。
わたしは念のためパンティーライナーを併用していますが、実際はなくても良さそうです。
夜寝る時もナプキンだと気が気ではないですよね。人のお家に泊まるときは、なおさらです。月経カップだと、わたしの場合は心配ゼロです。
タンポンを装着していても、量が多く長時間交換できなかった時は漏れる可能性があります。ヒモが膣から出ているので、それを伝って漏れ出ることもありますよね。
海でもトイレでも怖いものなし
月経カップには、取り出す時のガイドとなるステム(カップの底面についている突起)がついていますが、ステムも含めすべて膣の中に収まります。
そのため、トイレに行った時に毎回取り出して洗う必要がありません。
もしステムが長すぎたら切ることもできます。
タンポンだとヒモが出ているので、トイレに行くたびに交換しないと不潔な感じがしますよね。
また、水着を着るときも心配がありません。
タンポンだったらヒモが見えてしまうかも…と落ち着きませんが、月経カップが水着からはみ出してしまうことはありません。
かぶれにくい
月経カップを正しく装着できれば、ナプキンをつける必要がなくなります。蒸れによるかぶれも起こらず快適です。
生理用の下着をつける必要もないので通気性を保てますし、いつもの下着で良いので楽です。
生理用の下着は、一般的に値段が高いので節約にもなりますね。
経血量を測ることができる
月経カップは目盛りがついているものがあるので、経血が何ml出たか測ることができます。
目盛りがついていなくても、カップのどこまで経血が入っていたかで、他の日や前回の生理時との量を比較することができます。
経血量を測ることで、カラダの変化を知ることができます。
旅行やノマドの荷物が減らせる
私はいつも「そのとき、居たい場所で暮らし」ているので、移動が多いです。身軽に移動できるように、持ち物はなるべく少なく・軽くするようにしています。
例えばナプキン、タンポン、生理用の下着を持ち歩くと、バックパックのかなりの面積を占めてしまいます。
もしそれが数ヶ月の旅行で、いつもと同じ生理用品を使いたいと思ったら…すごい量を持参しないといけませんね。
海外ノマド生活をしている人やバックパッカーの場合、日本から数ヶ月分の生理用品を持ってきたとしても途中でなくなってしまいますし、何より荷物になります。
月経カップであれば、持ち運ぶのはカップ1つだけ。煮沸用の容器を持ち運びたい場合も、折り畳み式のものであれば場所を取りません。
ナプキン+タンポンから月経カップに変えることで、かなりの量の荷物を減らすことができます。
月経カップの使い方やお手入れ方法は?
それではここからは月経カップの使い方について説明します。
基本的な手順は以下のとおりです。
月経カップは使い始める前に、煮沸または除菌剤で消毒します。
月経カップを水で濡らして滑りをよくし、カップを折りたたんで膣に挿入します。このときカップがしっかり開いているか、カップの底を指でなぞって確かめましょう。
最長でも12時間以内に取り出して、カップを空にします。装着可能時間の長さはメーカーによって変わります。
カップを水で洗うか、おしりふきなどでぬぐい、再度装着します。シャワーをあびるついでに洗うのが一番楽です。
生理終了後は、煮沸または滅菌剤などで消毒して、通気性が良い収納袋などに入れ保管します。
挿入する時の折りたたみ方いろいろ
月経カップは折りたたんで膣に挿入するのですが、折りたたみ方はいろいろあります。
例えば、
- Cフォールド
- パンチダウンフォールド
- Sフォールド
などです。
わたしはいつも、折りたたみやすい「Cフォールド」にしています。
ただパンチダウンフォールドのほうが、膣の中でカップが開きやすいという口コミもあります。いろいろ試してみましょう。
月経カップの折り方の種類や詳しい手順は下記の記事で解説しています。
月経カップ(生理カップ)はどこで買える?
月経カップ(生理カップ)を使う人は年々増えているため、販売しているのを見かけることも多くなってきました。
実店舗では、下記の店舗で販売しているのを見かけました。
- ドンキホーテ
- コスメキッチン
- 東急ハンズ
- ロフト
月経カップを取り扱っているお店は増えてきているので、近所の雑貨店やドラッグストアなどで販売されている可能性もありますね。
オンラインストアで購入するのが一番早く種類も選べる
月経カップは実店舗に行ったとしても、もちろん試着することはできません。
実際使ってみるしかないので、Amazonや楽天市場などのオンラインストアで購入するのが一番手っ取り早いです。
わたしはいろいろ検討した結果、オンラインストアで「SUPER JENNIE(スーパージェニー)」を購入しました。
SUPER JENNIE(スーパージェニー)の特徴や実際の使い心地については、下記の記事で紹介しています。
まとめ:月経カップは手間いらず!環境にもお財布にも優しい!
この記事では月経カップのメリット、デメリット、使い方、販売店などについて解説しました。
月経カップは洗って繰り返し使え、正しく扱えば10年ほど使用できます。
生理用品に関わるプラスチックゴミなどが出ず、また生理用品を買い続けるよりも費用も少なく済みます。
使い始める前は不安があるかもしれませんが、慣れれば他の生理用品よりも快適で手間もかかりません。
私自身もすでに2年以上使用していますし、他にもっと良い生理用品が発明されない限りはずっと月経カップを使い続けると思います。
環境にもお財布にも自分にも優しい「月経カップ」。ぜひ試してみてくださいね。